版数 | 日付 | 内容 |
初版 | 平成24年11月29日 | この規約は現在編集中です。内容を変更する可能性があります |
V1.0 | 平成25年1月8日 | 8 コンセプトシートを追加しました。 |
V1.1 | 平成25年1月12日 | 5-1 リタイアポイントを320から500へ変更 |
走行体は、LegoマインドストームNXTおよびオプション品(センサー)等を利用し別途指定する組立て図によって作成されたもののみ利用可能です。ケーブル等は紐あるいはそれに代わるものによって、結束し走行の邪魔にならないようにしてください。
装飾については、シール、ペイントのみ可とし、それ以外の一切の装飾を禁じます。ただし、試合の性質上、東西のマークをつけますので、超音波センサの頭頂部には何も装飾しないでください。結合部が弱くなっている場合は、接着剤、輪ゴムなどの補強を行うことができます。
ソフトウェア|競技で使用するソフトウェアは、走行体と計測システムで構成されています。走行体から計測システムへは、走行体の電圧データとマーカデータのみを送信します。計測システムから走行体へは、スタート命令、ストップ命令のみを送信します。計測システムのソフトウェアは練習時には各自使うことができますが、大会時は運営委員が用意した計測システムのみを使います。走行体と計測システムとの通信はBluetooth無線通信で行われます。
走行体のプラットフォームとしては、さまざまなものが考えられますが、GETCでは特に指定しません。計測システムとのインタフェースが取れれば、どのプラットフォームを利用しても結構です。利用するプラットフォームのライセンスに従ってください。
走行体から計測システムへのインタフェースは、GETC運営委員から提供されたライブラリあるいは、関数を利用してください。計測システムから走行体へのインタフェースは、”START” “STOP”(ダブルクオンテーションは含みません)のASCII文字列の2種類です。走行体は、この文字列を受け取ったら、それぞれスタートおよびストップの動作を行ってください。
ソフトウェアを走行体へアップロードする場合は、USBケーブルで行ってください。Bluetoothを使って転送することはできません。
コースは、高さ15cm、厚さ0.5mm程度のプラスチック板を使用します。プラスチック板は、コース上に壁のように配置され、走行体はその壁の中を走行します。スタート地点は2箇所あり、コースを再利用した幅15cm、厚さ0.5mm程度のプラスチック板を使用します。
コースは、その特性上軟体であるため大会当日に運営委員によって固定します。またコースは図のように楕円形相当とし大きさについては別途指定します。 コースには、2箇所のスタート地点がありそれぞれ、「東」、「西」と呼びます。スタート地点は、床⇒①プラ板⇒②床 と表すと②の場所になり、ここに走行体のタイヤを置くことになります。コースの床は、タイルマットと呼ばれる素材を使用します。タイルマットの詳細は後日記述しますが、現時点では写真のような青みがかった短い絨毯の形状を想定しています。★
コースの形状は楕円形相当ですが、数箇所に幅員減少、拡大、直角、直線などの形状を設けることがあります。
このコンテストは基本的にトーナメント制となっています。勝敗は、タイムではなく、「競技ポイント」で争われます。「競技ポイント」が少ないほうが勝者となります。
片方がリタイアした場合、リタイアしていないチームの勝ちとなります。両方リタイアした場合、再レースを行います。
競技ポイントは、走行体から送られてきた電力を1秒毎に受信し、その値をスタートからゴールまで足すことによって計算されます。またポイントを見やすくするために、適当な定数を掛ける場合があります。このことから、競技ポイントを少なくするためには、
1)なるべく早くゴールする。
2)軽くする
3)電力を使わない走行体にする
事が大変重要となります。また、競技は2回行われ勝敗を決める競技ポイントはその合算値となります。
競技は1試合毎に2回行われます。2回目はスタート地点を交代します
・競技方法については、7章を参照の事。
・リタイアポイントは500とする。算出根拠は、サンプルプログラムが120秒のタイムアウト値で走った場合の予測ポイント値。
・スタートは、計測システム上のスタートボタンを運営委員が押下することにより、START命令が2台の走行体へ送信されスタートする。
・8回マーカ検出を行った走行体に対して、計測システムがSTOP命令を送信し走行体は停止する。
・走行体がリタイアした場合、計測システムから両チームの走行体へ強制的にSTOP命令を送信することがある。
・走行体がタイムアウトした場合、計測システムから両チームの走行体へ強制的にSTOP命令を送信することがある。
・走行体同士や壁への軽微な衝突については、これを無視する。
進路妨害は、前を走行している走行体(A)に、後ろからきた走行体(B)が接触し、(B)が走行不能に陥った場合、(A)を進路妨害とします。
進路妨害が発生した場合は、以下のシーケンスとなります。
・妨害した走行体は(上記でいうとA)リタイアポイントが与えられ、競技を中断する
・妨害された走行体(上記でいうとB)は単独で再スタートする。
・競技は合計2回行われるので、それぞれのポイントを合算して少ない方が勝ちとなる。(1.02追加)
・再スタートは基本的に1台のみで走行する
・進路妨害があった場合、妨害された方の走行体を単独で再スタートさせる
・その他運営委員が必要と判断した場合、単独で再スタートさせる場合がある
再競技とは2台同時に仕切り直して競技することをいいます。以下の場合が考えられます。
・進路妨害の判断ができない等、運営委員が必要と判断した場合
・2台ともタイムアウト時間までにゴールしなかった場合
・2台ともリタイアした場合
・再競技を行っても勝敗がつかない場合、再々競技を行うかを運営委員が判断する
・再競技が続く場合、他の方法で勝敗をつける場合がある
リタイアするとリタイアポイントが与えられ、そのレースは続行できません。
リタイアは以下の場合が考えられます。
・コースを逆走し続けた場合。目安は約3秒以上の逆走
・進路妨害した場合(後続の走行体が走行不能と判断された場合)
・タイムアウトした場合(タイムアウト時間は1レースで120秒とする)
・コースを変形、破壊し続ける行為が認められた場合(制御不能状態)。この場合、もう片方のチームは再スタートとする
・リタイアポイントの定義は5−1に記する。
失格した場合は、その後競技に参加できません。以下の場合が考えられます。
・運営に支障が出る行為を行った場合
・Bluetoothを不正に悪用し、他の競技者の迷惑行為を行った場合
・その他、運営委員が失格と判断した場合
走行体は、競技の前に車検を行う必要があります
・ETロボコンキット1セット内+光距離センサx2+パワーメータ+付属品で構成されていること
・公序良俗に反するペイント、シール等を行っていない事
・会社PR、その他特に公に対して害の無い物はOKとする
・基本モデルと比較して、極端な突起物が無い事(相手チームの失格を目的とするような異様なもの)
・ケーブルはきちんとまとめておく事。その際、紐やワイヤ等で縛る事はOKとする
・車検終了後に、運営委員より配布した電池を参加者が入れる
・車検後の電池交換は認められない
・車検後のPCとのBluetooth通信は行うことができない
車検後はBluetoothの利用ができませんので、調整用のプログラムを
別途、ご用意ください。例ボタン操作で発進・停止する等。
競技は、次のように行われる。
・予選:トーナメント方式:6チームから3チームを選出
・決勝:3チームをリーグ戦で戦い、勝敗を決める。
・予選でのルール
・両チーム、東と西の2回行い、それぞれのポイントを足す。合計したポイントが少ない方が勝者となる
・決勝でのルール
・両チーム、東と西の2回行い、それぞれのポイントを足す。勝者ポイントを次の式で算出する
勝者ポイント = 勝者の合計ポイント ー 敗者の合計ポイント
勝者ポイントは、勝者に付与される。敗者は0が付与される。
・リーグ戦で勝ち数が多い順に順位を決定する
・勝ち数で順位が決定出来る場合、勝者ポイントは意味を持たない
・全チーム1勝1敗の場合、勝者ポイントが少ない順に順位を決定する
競技参加にあたり、A3 の大きさで1 枚の提出書類が必要です。
締め切りは1月12日(土)です。
提出先は、register@quest9.org までメールでお送りください。
白黒、カラーは問いません。
提出がなかった場合、コンテストの参加はできますが、
記録は参考データとなり、表彰の対象外となります。
コンセプトシートの審査は行いません。
この書類は、技術の成果を皆さんに知っていただくための資料となります。
コンセプトシートの内容は、
・チーム名
・氏名(無くても可)
・車体の設計図の概要(ハード、ソフト、メカ )
・工夫した点
・今後の課題
です。
分かりやすく解説してください。
この資料は、運営で自由に使用することができるものとします。
主にこのコンテストの宣伝活動に使用します。
提出に承諾できない方は、競技に参加できますが、表彰の対象外となります。
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