版数 | 日付 | 内容 |
初版 | 平成23年5月17日 | この規約は現在編集中です。内容を変更する可能性があります |
1.01版 | 平成23年9月15日 | ・トーナメント方式のためリタイアポイントを廃止しました。それに伴い再スタートの概念を削除しました。 ・難所を検討していましたが廃止しました。 |
走行体は、LegoマインドストームNXTおよびオプション品(センサー)等を利用し別途指定する組立て図によって作成されたもののみ利用可能です。ケーブル等は紐あるいはそれに代わるものによって、結束し走行の邪魔にならないようにしてください。
装飾については、シール、ペイントのみ可とし、それ以外の一切の装飾を禁じます。ただし、試合の性質上、東西のマークをつけますので、超音波センサの頭頂部には何も装飾しないでください。結合部が弱くなっている場合は、接着剤、輪ゴムなどの補強を行うことができます。
ソフトウェア|競技で使用するソフトウェアは、走行体と計測システムで構成されています。走行体から計測システムへは、走行体の電圧データとマーカデータのみを送信します。計測システムから走行体へは、スタート命令、ストップ命令のみを送信します。計測システムのソフトウェアは練習時には各自使うことができますが、大会時は運営委員が用意した計測システムのみを使います。走行体と計測システムとの通信はBluetooth無線通信で行われます。
走行体のプラットフォームとしては、さまざまなものが考えられますが、GETCでは特に指定しません。計測システムとのインタフェースが取れれば、どのプラットフォームを利用しても結構です。利用するプラットフォームのライセンスに従ってください。
走行体から計測システムへのインタフェースは、GETC運営委員から提供されたライブラリあるいは、関数を利用してください。計測システムから走行体へのインタフェースは、”START” “STOP”(ダブルクオンテーションは含みません)のASCII文字列の2種類です。走行体は、この文字列を受け取ったら、それぞれスタートおよびストップの動作を行ってください。
ソフトウェアを走行体へアップロードする場合は、USBケーブルで行ってください。Bluetoothを使って転送することはできません。
コースは、高さ15cm、厚さ0.5mm程度のプラスチック板を使用します。プラスチック板は、コース上に壁のように配置され、走行体はその壁の中を走行します。スタート地点は2箇所あり、コースを再利用した幅15cm、厚さ0.5mm程度のプラスチック板を使用します。
コースは、その特性上軟体であるため大会当日に運営委員によって固定します。またコースは図のように楕円形相当とし大きさについては別途指定します。 コースには、2箇所のスタート地点がありそれぞれ、「東」、「西」と呼びます。スタート地点は、床⇒①プラ板⇒②床 と表すと②の場所になり、ここに走行体のタイヤを置くことになります。コースの床は、タイルマットと呼ばれる素材を使用します。タイルマットの詳細は後日記述しますが、現時点では写真のような青みがかった短い絨毯の形状を想定しています。★
コースの形状は楕円形相当ですが、数箇所に幅員減少、拡大、直角、直線などの形状を設けることがあります。また、障害物を壁に沿って置くことを検討しています。詳細は後日記述します。★(1.01版削除)
このコンテストは基本的にトーナメント制となっています。勝敗は、タイムではなく、「競技ポイント」で争われます。「競技ポイント」が少ないほうが勝者となります。
片方がリタイアした場合、リタイアしていないチームの勝ちとなります。両方リタイアした場合、再レースを行います。(1.01版 追加)
競技ポイントは、走行体から送られてきた電圧の標準偏差を1秒毎に計算し、その値をスタートからゴールまで足すことによって計算されます。またポイントを見やすくするために、適当な定数を掛ける場合があります。このことから、競技ポイントを少なくするためには、
1)なるべく早くゴールする。
2)電圧のばらつきを極力減らす。
事が大変重要となります。また、競技は2回行われ勝敗を決める競技ポイントはその合算値となります。
競技は1試合毎に2回行われます。2回目はスタート地点を交代します
・基本的にトーナメント製であるが、参加チーム数が多い場合はリーグ戦の予選を行う。
・走行前に、障害物を置く(詳細は検討中)(1.01版削除)
・競技を行う前に1度だけ、リタイアポイントの測定を行う(基本モデル)(1.01削除)
・スタートは、計測システム上のスタートボタンを運営委員が押下することにより、START命令が2台の走行体へ送信されスタートする。
・8回マーカ検出を行った走行体に対して、計測システムがSTOP命令を送信し走行体は停止する。
・走行体がリタイアした場合、計測システムから両チームの走行体へ強制的にSTOP命令を送信することがある。
・走行体がタイムアウトした場合、計測システムから両チームの走行体へ強制的にSTOP命令を送信することがある。
・走行体同士や壁への軽微な衝突については、これを無視する。
進路妨害は、前を走行している走行体(A)に、後ろからきた走行体(B)が接触し、(B)が走行不能に陥った場合、(A)を進路妨害とします。
進路妨害が発生した場合は、以下のシーケンスとなります。
・妨害した走行体は(上記でいうとA)リタイアポイントが与えられ、競技を中断する(1.01版削除)
・妨害された走行体は単独で再スタートする。(1.01版削除)
・妨害された走行体(A)の勝ちとなる。(1.01版追加)
・再スタートは基本的に1台のみで走行する(1.01版削除)
・進路妨害があった場合、妨害された方の走行体を単独で再スタートさせる(1.01版削除)
・その他運営委員が必要と判断した場合、単独で再スタートさせる場合がある(1.01版削除)
再競技とは2台同時に仕切り直して競技することをいいます。以下の場合が考えられます。
・進路妨害の判断ができない等、運営委員が必要と判断した場合
・2台ともタイムアウト時間までにゴールしなかった場合
・2台ともリタイアした場合
・再競技を行っても勝敗がつかない場合、再々競技を行うかを運営委員が判断する
・再競技が続く場合、他の方法で勝敗をつける場合がある
リタイアするとリタイアポイントが与えられ、そのレースは続行できません。(1.01版変更)
リタイアは以下の場合が考えられます。
・コースを逆走し続けた場合。目安は約3秒以上の逆走
・進路妨害した場合(後続の走行体が走行不能と判断された場合)
・タイムアウトした場合(タイムアウト時間は1レースで120秒とする)
・コースを変形、破壊し続ける行為が認められた場合(制御不能状態)。この場合、もう片方のチームは再スタートとする(1.01版削除)
・リタイアポイントの定義は、運営が用意した基本モデルを競技前に走行させ、完走したときのポイントに2を乗じたものとする\\(1.01版削除)
失格した場合は、その後競技に参加できません。以下の場合が考えられます。
・運営に支障が出る行為を行った場合
・Bluetoothを不正に悪用し、他の競技者の迷惑行為を行った場合
・その他、運営委員が失格と判断した場合
走行体は、競技の前に車検を行う必要があります
・運営員で用意した基本モデルと参加チームの走行体が合致している事
・公序良俗に反するペイント、シール等を行っていない事
・会社PR、その他特に公に対して害の無い物はOK
・基本モデルと比較して、突起物が無い事
・ケーブルはきちんとまとめておく事。その際、紐やワイヤ等で縛る事はOKとする
・車検終了後に、運営委員より配布した電池を参加者が入れる
・車検後の電池交換は認められない